デジタルシフトが加速するなか、雑誌の価値が再認識され、コンテンツの源流となる「人」にスポットが当たるようになっている。集英社 広告部部長の田邊 泰氏に出版社だからこその人の資源について話を聞いた。
発信方法は変わってもつくる力は変わらない
これまで集英社では『Seventeen』や『MEN'S NON-NO』などのオーディションを通し、テレビや映画でも活躍する多くの俳優やモデルを輩出してきました。今年35回目を迎えた「メンズノンノモデルオーディション」では新たにTikTok上でもエントリーや投票ができる「TikTok賞」を設け、フォロワーが290万人もいるインフルエンサーが選ばれました。この賞の選定基準は、動画やSNSでの表現力があるかどうか。
これまで多くの俳優を輩出してきた、本オーディションの立ち位置に変わりはありませんが、時代に合わせて新しい発信方法や価値観を取り入れながら、変化していく必要があると考えています。
また、『週刊プレイボーイ』公式YouTubeチャンネルの登録者数は現在約42万人ですが、今後はタイアップのメニューもリリース予定です。
そして当社では雑誌だけではなくアプリも含め、多数の...
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