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「2020年印刷白書」にみる印刷業界の『プロモーション関連業務の受注力』

統合プロモーション戦略センター 主宰 坂井田稲之

印刷業界のプロモーション関連生産 金額は2兆1786億円に達する

日本印刷技術協会から「2020年印刷白書」が発刊された。改めて断るまでもなく印刷業界は、プロモーション界のメイン・プレイヤーである。

印刷業界がプロモーション・ビジネスにおいて重要な役割を果たしているのは、主に商業印刷(販促関係の印刷物)や、商品開発領域では包装印刷(パッケージング業務)の分野だ。同白書から2019年の印刷業界の製品別生産金額を見ると、「商業印刷(1兆3,531億円)」「包装印刷(8,255億円)」と両者の合算生産金額は2兆1,786億円にものぼり、その構成比は58.8%(昨年57.5%)にも達している。

ちなみに、電通調べの「日本の広告費(2019年)」における「プロモーション・メディア費」は2兆239億円であった。

両者の数字はそれぞれ意味合いが異なるため、本来比較すべきではないが、プロモーション業務を印刷業界の関わりの大きさを十分に示唆しているはずだ。特に近年は、プロモーション業界における印刷業界の働きは重要性を増しているため、印刷業界にとっても、プロモーション業務は最大の売上構成を担う屋台骨になっているといえるだろう。その背景には、印刷需要の大きな変動があるようだ。

同白書による2019年の「印刷製品別生産額」の構成比は図1の通りだが、2004年開始の「印刷統計」と比べると、当該15年間で...

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