プロダクトのブランド力を高めることは重要だが、そのプロダクトを生み出す企業自体への信頼度も消費者がモノを選ぶ際の判断基軸となる。コーポレートブランド、プロダクトブランドへの投資は、どのようにバランスをとっていけばよいのか。日清オイリオグループ コーポレートコミュニケーション部 部長 石橋功太郎氏の見解を聞いた。

同社では、消費インサイトを逐次確認しながら、発信したいメッセージに沿ってプロダクトブランドとコーポレートブランドの予算配分を検討している。
「共存」する2つのブランド メッセージに応じた比重を検討
日清オイリオグループは「すべては、“植物のチカラ®”から」をコーポレートステートメントに、「日清サラダ油」や今話題の「日清アマニ油」、「日清MCTオイル」などのプロダクトを販売している。
同社・コーポレートコミュニケーション部 部長の石橋功太郎氏は、プロダクトブランドとコーポレートブランドの関係について「プロダクトブランドにはコーポレートブランドの思想が反映されていなければ他社との差別化ができません。その意味合いでは“共にあるべきもの”だと思います」と話す。
マーケットに対して...
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