広告マーケティングの専門メディア

           

マーケティング活動 投資配分の最適化

19社とプロジェクトを開始 カゴメが野菜不足問題で他社と連携する理由

宮地雅典氏(カゴメ)

賛同企業とともに新聞広告にて、野菜をとりやすい社会の実現を目指す宣言も行った。

野菜摂取の重要性の啓蒙を商品始点ではなく実施したい

日本人の1日平均野菜摂取量は、10年間にわたり約290g(※)。「厚生労働省 健康日本21」が推奨する1日の野菜摂取目標量350gに対して、約60g不足している。カゴメは“野菜の会社”として、この問題にきちんと向き合わなければならないと考え、野菜をとることの大切さ、野菜の魅力を伝える「野菜をとろうキャンペーン」を1月より開始。さらに3月からは、「野菜をとろうキャンペーン」の趣旨に賛同した19の企業・団体と連携し「野菜摂取推進プロジェクト」を発足した。

平成21年~30年国民健康・栄養調査(厚生労働省)での日本人の平均野菜摂取量は約290g。

他社との協同プロジェクトを発足した経緯について、カゴメ執行役員野菜をとろうキャンペーン担当兼経営企画室 広報グループ部長の宮地雅典氏は、「野菜ジュースは水やお茶のように喉が渇いたから飲むのではなく、効果効能を理解した上で、納得して飲む飲料です。そのため商品自体のプロモーションだけでなく、野菜を摂取する大切さを伝える啓蒙活動と合わせて行うことが必要と考えていました」と話す。

また...

あと60%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

マーケティング活動 投資配分の最適化 の記事一覧

経営者が考えるマーケティング活動の投資配分
常に話題を生み出し続ける『あの』組織の判断力
感情を動かす『震えるほど美しいクリエイティブロジック』
メディアへの投資とコンテンツへの投資 宣伝活動を融合する思考の重要性
コーポレートブランドとプロダクトブランド それぞれの役割とバランスとは?
社会貢献活動と事業貢献を両立させるには? プロダクトの特性を生かしたCSV経営
広報は『間接』部門ではなく『企画』部門 タニタ流「市場創造型広報」とは?
前例のない施策にチャレンジ 若手マーケターは挑戦をどう判断する?
19社とプロジェクトを開始 カゴメが野菜不足問題で他社と連携する理由(この記事です)
絶好のタイミングで香川照之さんを起用 話題性と商品力で売上前年比200%増
幻のポップアップストアをWebで公開 キンカンが新しいコミュニケーションに挑戦
マス×デジタル×リアルでアサヒビールが目指す、心を動かす広告展開
事業目的の達成のために必要な、固定概念に囚われないメディア選び
マス広告とデジタル施策 多様化するタッチポイントにどう最適化する?
宣伝会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する