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情報の利活用がもたらす、社会と暮らしの変化

企業も社会も消費者もハッピーになる これからのデータ利活用の方向性

田中 宏昌氏(インテージ)

世の中には定量、定性とさまざまなデータがあります。そして、そのデータの量は爆発的に増えています。多種多様なデータをどのように活用すれば、企業、社会、そして私たちの暮らしをより豊かにしていけるのでしょうか。企業も社会も消費者もハッピーになる、これからのデータ利活用の方向性を全12回で考えていきます。

    今月のデータ

    2020年2月24日週、トイレットペーパーの売上は前年同期比で304%

2020年1月16日、日本で最初の新型コロナ感染者が確認されました。2月には1日あたりの新規感染者は2桁の状況が続き、「マスク」の品不足も過熱していました。さらに、人々の不安は「トイレットペーパー」にも集まり、当社インテージが収集する小売店データ(※1)では、2月24日週には、昨年同期比で3倍もの売上を記録しました。

(※1)インテージSRI®(全国小売店パネル調査)

新型コロナの感染拡大により、生活様式のデジタル化が促進したといわれる2020年。あらゆる情報がネットワーク化され、時間や場所に縛られることなく利活用できる社会への希求がより強まったのではないでしょうか。しかしながら、リモートワークの導入や特別定額給付金の申請などの場面で「デジタル化」の課題が浮き彫りになりました。この先...

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