横浜スタジアムで大規模実験 リアルイベントの可能性を探る
10月29日、経済産業省は「Go Toイベント」について、チケット販売事業者の第1弾としてユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を選定したと発表した。
少し遅れてスタートしたイベント主催者向けのキャンペーンである、「Go Toイベント」が本格化していく一方で、横浜スタジアムではプロ野球観戦の収容人数上限を満員状態とする大規模な実証実験が行われた。
横浜スタジアムの定員は約3万4000人だが、この実証実験は9月19日からスタートした収容人数上限50%(約1万7000人)を、10月30日に80%、31日に90%、11月1日には100%にまで段階的に引き上げるというもの。賛否両論があったこの実験では、スタジアムの内外に13台の高精細カメラを設置し、スーパーコンピューター「富岳」を駆使して収集データから飛沫の影響やマスクの装着率などを分析した。
最終日である11月1日の動員数は2万7850人(86%)。東京五輪では野球とソフトボールの会場としても使用される横浜スタジアムでの実証実験は、ニューノーマル時代のリアルイベントの可能性を探るものとして大きな注目を集めた...
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