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「新聞社」が提供する 新たなソリューション

新聞広告の魅力をデータで示せる環境整備を

新井秀夫氏(電通)

SNSの普及やデバイスが進化する昨今、コロナ禍で社会のDXは一気に加速した。この状況で、新聞社は広告主企業に対してどのような価値を提供しようとしているのか。新聞広告を起点として社会で話題になる事例も増えているなかで、「新聞広告」の価値とはなにか。2020年の概況について、電通 新聞局長の新井氏に聞いた。

あらゆるステークホルダーにメッセージを届けることができる

今年4月の緊急事態宣言発令下で実施した当社の独自調査では、新聞購読者の接触時間や頻度が通常時よりも大きく上昇したことがわかりました。特に若年層の動きが顕著で、新聞の接触時間や頻度が増えたと回答した割合では、10代が47.7%、20代は40.2%と、30~60代の25%前後、70代の30.9%を大幅に上回りました。新聞の情報は「信頼できる」「テレビやネットにはない情報を得られる」ということで、デジタルネイティブ世代も正確な情報を新聞から得ようとした結果だと思います。

接触機会の上昇とともに新聞広告への注目度も高まりました。4月29日の朝日新聞朝刊に掲載された「ドラえもんからのメッセージ」(藤子・F・不二雄プロ/藤子・F・不二雄ミュージアム)は、コロナ禍で先が見えずに不安を感じる人々に大きな反響を呼びSNS等で拡散しました。

いま新聞広告は、これまで以上にメッセージ性の強い広告が増えています...

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