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AdverTimes DAYS レポート

ニューノーマル時代にプロスポーツが企業・社会に与える価値と役割

大塚達也氏(アース製薬 取締役会長)×村井 満氏(日本プロサッカーリーグ チェアマン)×木村洋太氏(横浜DeNAベイスターズ 取締役副社長)

宣伝会議は9月3日、4日の2日間にわたり、ベルサール高田馬場で「アドタイ・デイズ 10th Special Days」を開催しました。Webメディア「AdverTimes.」の開設10周年の節目を記念したイベントです。「Marketer’s Next Action」をテーマに掲げ、社会や経済の先行きが見えづらい時代だからこそ、次の行動へつながるきっかけとなるようなセミナー・展示を実施。本誌では、マーケティング・広告界で活躍する登壇者らによるセミナーの様子をレポートします。

プロスポーツの各現場がコロナ禍で行った意思決定とは?

──コロナ禍において、イベントの中止など多くの意思決定が必要な状況がありました。プロスポーツもその中のひとつかと思います。それぞれの立場で、どのような決断をされたのでしょうか。

大塚:アース製薬は2012年からJLPGA(日本女子プロゴルフ協会)公認女子ゴルフトーナメント「アース・モンダミンカップ」を主催しています。9回目となる今年は無観客で安全対策に万全を尽くし、当初の予定通り6月25日から開催し、開幕戦となりました。決行を決意した背景には選手に活躍の場を提供したいという思いや、ファンや大会を開催するにあたって力を尽くしてくださった方々への感謝の気持ちがありました。

村井:サッカーはフィジカルコンタクトが多いスポーツです。また数多くの人がスタジアムに集まるため、感染対策には万全を尽くしています。Jリーグには56クラブがあるのですが、1月22日にはすべてのクラブにコロナ担当を置くように指示をしました。2月の中旬に政府の新型コロナウイルスの感染症対策専門家会議の発表を受け、それ以降の試合はすべて中止に。その後はNPB(日本野球機構)と連携して感染症の専門家を交えて対策を講じています。

木村:プロ野球も2月下旬に、「20年シーズンのオープン戦を無観客にする」という決断をしたあたりから影響が出始めました。以前は「無観客でやっても赤字になるだけだから止めておこう」という考えがありましたが、コロナの影響が思いのほか大きく、各球団の代表からは「プロ野球の文化を来年以降につなぐために、今年は赤字でも歯を食いしばって頑張ろう」という声が聞こえるようになりました。そこがプロ野球界にとって一番大きな意思決定だったのかなと思います。

“スポーツの価値”をスポーツシーン以外に展開する

──多くの課題がある中、それでも今を乗り越えようとしたのは、スポーツが持つ価値に感銘を受けているからかと思います。どのような価値をスポーツに感じていらっしゃいますか。

大塚:例えばゴルフは...

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