小売り企業の巨大化により、リテール・プロモーションが重要に
依然として、圧倒的に多くのプロモーションはリテール(小売業)の店内で実施されている。そして、その実施主体はメーカーか、あるいはリテールかのいずれかである。
しかし、これまでのプロモーションと言えば、メーカー実施のものと決まっていた。実施規模や、内容の華やかさ、消費者動員数においても、圧倒的にメーカー実施のものが勝っていたからだ。
ところが今日、小売り企業の巨大化や、より消費者に近いというポジションパワーから、リテール実施のプロモーションが重要な存在になってきている。
にもかかわらず、選考対象をリテール・プロモーションに絞り込んだコンテストは極めて少ない。ビジネスガイド社が実施する「リテールプロモーションアワード」は、その代表的なもののひとつである。
同コンテストは、今回で6回目。未曾有のコロナ禍で実施されたプロモーションが対象になったが、今回は、極めて示唆に富んだ5企画に贈賞された。
コロナ禍に成功するプロモーションの5つの原則
今回、受賞した5企画のいずれもが...
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