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コロナ禍でSNSでの発信を強化 チームとしての個性を訴求しブランディングにつなげたい

梅崎伸幸さん

名だたる企業・ブランドがスポンサーをつとめ、日本のeスポーツ業界をけん引するチームのひとつ「DetonatioN Gaming」。その数々の成績を残しているチームを育ててきたのが梅崎伸幸氏だ。

大手メーカーを退職しチームマネジメントに専念

現在、KDDI やエディオンをはじめ21社がスポンサーをつとめるプロeスポーツチーム「DetonatioN Gaming」。そのCEOを務めるのが梅崎伸幸氏だ。

梅崎氏自身もプロプレイヤーとして活躍していたが2012年、eスポーツのオリンピックと呼ばれる「World Cyber Games(WCG)」の出場を最後に、チームマネジメント側へと転向した。

「当時、僕がプレイしていたゲームの運営責任者の方から『梅崎くん、今29歳だけどこれからどうするの?』と進退について聞かれ、日本ではまだほとんど根付いていなかった、『eスポーツチームのマネジメント』という道を示してもらったことがきっかけでした」(梅崎氏)。

その後、同年7月からチームリーダー(選手)として、チームを設立し、2013年には選手を引退して完全にマネジメント側に回った。そして、2014年には務めていた大手メーカーを退職。チームマネジメントに専念する道を選んだ。退職を決断する際には、安定した生活を捨てることに不安や葛藤があったと、梅崎氏は言う。

「チームマネジメントに専念できたのは、今もチームに在籍するCeros(セロス)選手やYutapon(ユタポン)選手たちが、もっと活躍できる環境をつくり、応援したいという気持ちが強かったからです。当時はまだeスポーツ選手をサポートする体制が整っていなかったのが、業界全体の課題でもありました」(梅崎氏)。

同チームは2015年に日本初の“フルタイム・給与制”を導入したことでも有名だ。これについて「選手を第一に考えるという姿勢は昔も今も変わらない」と梅崎氏は言う。スポンサー企業とのコラボレーション企画であったり、メディアからの取材ひとつとっても、選手にとってデメリットとなることは、断るという姿勢を貫いている。

「当社のスタッフにも、何をやるにしても、目先のメリットではなく、その先のストーリーを描き、それが『選手のためになるか?』を考えるように伝えています。もちろん選手の気持ちに対する理解は欠かせないので、スタッフたちには選手とコミュニケーションとる際に、必ず自分もゲームタイトルをプレイするように指示しています。どのようなゲームかわからなければ、選手のすごさも理解できませんから」(梅崎氏)。

梅崎氏が、「選手ファースト」を徹底するきっかけとなった人物が...

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