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SIMCウェビナーウィーク レポート

次世代を担う若手マーケター 新しい価値観とともにマーケティングはどう変わるか

東洋経済新報社×ライゾマティクス/花王×サンスター×ジョンソン・エンド・ジョンソン

宣伝会議は、「宣伝会議SIMCウェビナーウィーク」を6月9日、10日、11日の3日間にわたって開催した。新型コロナウイルス感染拡大の影響を鑑み、全講演をウェビナーで行うという初めての試みでの開催となった。

テーマは「BtoCからBwithCwithCへ──ブランドが今、人と人とのつながりのためにできること」。新型コロナウイルスの影響により、社会や消費者の感情が揺れ動く中、ブランドは、さらに人と人とをつなげる役割を担うことが求められる。本号では注目企業の講演から、今後のマーケティング活動において重要となるアイデアと実践法を紹介する。

データ×クリエイティブで消費者に、より「わかりやすく」伝える

東洋経済新報社×ライゾマティクス

コロナウイルスの感染拡大を受け、世界には感染者数や死者数を伝える膨大なデータが飛び交った。しかし、単に数値が並べられたようなデータを見ることは億劫だという消費者も多いようだ。今こそ、データを「わかりやすく伝える」ためのクリエイティブの重要性が増している。

データを使って「状況を理解してもらう」「人の行動を促す」ということを目的にした場合、そこに必要なクリエイティブとは一体、どのようなものなのか?東洋経済オンラインの荻原氏と、ライゾマティクスでアートディレクターを務める木村氏が、自身の手がけたプロジェクト事例を用いて解説した。

東洋経済オンラインの「新型コロナウイルスの感染拡大の影響」というサイトを運用する荻原氏は、どうすればわかりやすく、かつ苦痛なくデータを読んでもらえるか、を常に考えているという。今、社会で何が起こっているかを、サイトの閲覧者に一目で理解してもらえるようなビジュアルを意識し、データにまつわる解説文などは極力入れないようにしている、と工夫するポイントを話した。

一方で木村氏は、広告的側面におけるデータのビジュアル化について言及。木村氏は大阪芸術大学の公式ホームページを手掛けるなど、アート的側面のクリエイティブを多く制作した実績がある。

「データビジュアライゼーションは...

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