結婚式や結婚披露宴は式場に人がたくさん集まり、「三密」になることから、中止や延期という判断をしたカップルも多い。そうした環境下で「リゾートウェディング」を主力事業とするワタベウェディングは、現在どのような対応をし、また今後どのようにサービスを展開していこうと考えているのか。ワタベウェディング 取締役 執行役員 黒谷和喜氏に話を聞いた。
Webでの問い合わせが増加 挙式にはリアルな価値を求める
──結婚式は式場に人が集まるため、やむを得ず中止や延期する人が増えていることが、マスメディアでも話題になっています。ワタベウェディングでも休業を余儀なくされましたが、どのような対応をされたのでしょうか。
緊急事態宣言が発令され、全国にある37店舗全店を休業しました。緊急事態宣言解除された地域から順次、お客さまとスタッフの健康と安全を考慮したうえで店舗の営業を再開。6月9日にはワタベウェディング独自の新基準として「安心への5つの約束」を発表しました。多くの店舗で実施している基本的な感染対策に加え、ウェディングならではの美容・メイク時の衛生面への配慮としてメイク道具は新品を使用する、またソーシャルディスタンスを保った進行や配席、料理の個別提供などを決めました。
この基準を紹介して安全を伝えるムービーも公開しました。国内の一部ではこれらを順守して挙式を再開していますが(7月上旬現在)、海外でのウェディングがいつから実施できるかは社会状況を見つつなので未定です。ただ...
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