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コロナ対策の店内ポスター・POPアイデア集

言いにくいことを「さらりと伝える」伝え方のテクニック

橋口幸生氏(電通)

日々の仕事でも、そしてプライベートでも、「言いにくい」と気後れしてしまうお願いごとが発生する場面は多々あるもの。特にコロナ下においては、お客さまに対してお願いや禁止をしなければならず、その伝え方に悩んでいる人も多いのではないでしょうか。言いにくいことを伝える際のコミュニケーションのコツとは?『言葉ダイエット』の著者であり、コピーライターの橋口幸生氏に、伝え方のテクニックを聞きました。

電通
コピーライター
橋口幸生 氏

最近の代表作はスカパー!堺議員キャンペーン、劇画 鬼平犯科帳25周年記念動画「鬼へぇ」、ANA、FRISKなど。TCC会員。ギャラクシー賞、グッドデザイン賞、ACC賞ゴールド、スパイクスアジアなど受賞多数。趣味は映画&海外ドラマ鑑賞。『言葉ダイエット』『100万回シェアされるコピー』著者。

丁寧すぎても卑屈に聞こえる お願いでも無駄な敬語は禁止!

「マスクの着用をお願いします」「ソーシャルディスタンスを守ってください」「三密を避けてください」。新型コロナウイルスの流行により、以前はあまり聞くことのなかった“お願い”が日常に急増している。コロナに限らず、ビジネスシーンでも人への“お願い”はつきもの。皆が業務を抱え忙しく働くなか、新たな“お願い”をすることに心を痛めた経験がある人は多いのではないだろうか。

著書『言葉ダイエット』にて、ムダな要素をそぎ落とした伝わりやすい文章術を紹介しているコピーライターの橋口幸生氏は、言いにくい“お願いごと”を伝える際のポイントとして、「自身の感情を交えず、事実を伝える」ことが重要だと話す。

「気後れするのは『相手に良く思われたい』『嫌われたくない』という自衛の感情があるから。誰だって人から嫌われたくなんてありません。でも、変に気をつかって回りくどい表現をすると、相手には伝わらない。『言いにくいことほど感情を交えず、事実を淡々と』。これが鉄則ではないでしょうか」。

とはいえ...

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