インターネットやSNSの普及に伴い、よく耳にする「炎上」というワード。企業が発信した広告や自治体のPR活動が炎上し、メディアに取り上げられることが増えている。本書『炎上CMでよみとくジェンダー論』では、数ある広告や活動の中でもジェンダーの視点から批判を受けたCMについて考察している。
ジェンダー論を専門とする著者は、多くの炎上CMを解説してきた経験から「炎上のパターン」を発見。本書ではここ数年で批判の的となったCMをそのパターンに分類し、炎上した表現が世に出た背景や批判された理由を解説するに加え、同様の商材・題材を扱ったにも関わらず、逆に好感を持って受け入れられたCM事例と比較をしながら、炎上の方程式を紐解いていく。
ジェンダーの視点から炎上したとされるCMのパターンは以下の4つ...
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