CARTA HOLDINGSが「PORTO tv」を開発。提供を開始
CARTA HOLDINGSは、広告主が自らテレビCMを簡単にネット上で発注・制作・効果検証・最適化ができる次世代型テレビマーケティングプラットフォーム「PORTO tv」を開発し、提供を開始することを5月27日に発表した。
「PORTO tv」では、電通が保有するテレビCMに関わるアセットを活用し、AIを用いた高精度なシミュレーションやレポーティングを実現する。
これまでは初めてテレビCMを出稿する企業にとって、企画や制作、放送枠の獲得や効果検証などに多くの費用や労力が必要だった。また、効果指標が複雑かつ不明瞭で、配信実績の可視化までに数週間から数か月ほど時間がかかるため、リアルタイムでの比較や最適化がしにくく、費用対効果が不透明などの課題が生じていた。「PORTO tv」では、独自のツールにより、配信実績を最短で広告掲載の翌日に把握することができる。また、シミュレーションデータと比較しながら、AIによるチューニングでさらなる最適化を図ることも可能。
同社は今後、オンライン・オフラインをまたいだ多様なフォーマットを統合計測・管理・配信できる、ブランド向け統合マーケティングプラットフォームを目指していきたいとしている。
Data Chemistryが「サイトユーザープロファイリング」の提供を開始
データマーケティング領域のソリューションを提供するData Chemistryは、自社Webサイト訪問者のデモグラフィック特性やテレビ視聴傾向などを可視化する「サイトユーザープロファイリング」を開発し、5月25日に提供を開始した。
これまで、同社独自のパブリックDMPであるDC Catalyzerと、企業が保有するサイト訪問者のデータを統合して分析したいという要望が多くあったことから、同社は個別に分析サービスを提供してきた。今回は、その分析を「サイトユーザープロファイリング」という定型サービスとしてリリース。
本サービスでは、サイト訪問者の属性(性別・年齢構成・居住地など)や、テレビ視聴傾向(地上波放送局の視聴曜日時間帯)を可視化。コミュニケーションターゲットを策定する材料として活用できるほか、テレビ視聴傾向を参考にして、テレビ出稿のプランニングの材料として役立てることが可能になる。対応エリアは関東・関西・名古屋の3エリアだ。
同社は今後、自社ユーザーや競合ユーザーの基本属性や生活意識・価値観、メディア接触状況などを分析する「リアルユーザープロファイリング」サービスも提供していく。