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学び活用からAI 記者まで続々と始まる、新聞社の新たな取り組み

宮浦 慎

中学生教科書で新聞活用「読み物」から学びの「ツール」へ

文部科学省は3月24日、2021年度から中学校で使う教科書の検定結果を公表した。申請のあった115点のうち106点が合格。新学習指導要領に沿って国語、社会、数学、理科、道徳の5教科23点に新聞を使った学習方法が盛り込まれたという。記事の読み比べ、投書をもとに意見を交わす学習など、教科書における多彩な新聞活用事例を紹介したい。あわせて、新聞各社による新Web媒体開設や人工知能(AI)の活用など新たな動きについても報告する。

光村図書の中3国語の教科書は東京五輪・パラリンピックのボランティア募集開始を報じた2紙の記事を掲載。興味を示した人の声を伝えた記事と、多額の協賛金が集まる五輪・パラリンピックにおける無償ボランティアの必要性に懐疑的な意見を取り上げた記事を読ませ、気付いたことをまとめさせる。

学習目標は報道姿勢による着眼点の違いを理解し、主張と事実を見分ける力を伸ばすこと。ニュースに触れる機会が少ない子どもたちに対し、書き手ごとに物事の捉え方、伝え方が異なることを知ってほしいとの狙いがあるという。

帝国書院は中3社会の教科書で、2017年衆院選の結果を報じた4紙の読み比べを取り入れた。新聞の特徴を知った上で、表現による印象の違いなどを比べ、正しい情報を判断する力を身に付けさせる。

掲載したのはいずれも自民、公明両党の勝利を伝える記事。学習では、見出しで自民党に焦点を当てたか両党に触れたかなどの違いに着目する。

教育出版の中2道徳教科書では...

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