外出自粛でテレビ視聴に変化 視聴量は150%以上に
新型コロナウイルスの影響が今なお続いている。今後、世界がどう変化するのか今の時点では全く分からない。
状況が刻一刻と変化する中、テレビを取り巻く環境も変化している。ここ数年、低下傾向にあったテレビの総世帯視聴率(HUT)は、人々の外出自粛生活が長引くことを受け、上昇しているようだ。
ビデオリサーチ社は4月23日、緊急事態宣言を受けて、テレビ視聴や生活様式がどのように変化したのかをまとめた調査結果を発表。同調査のインターネットアンケートは、首都圏(1都3県)の6歳から69歳の男女1500人を対象に実施された。その一部を紹介したい。
同調査は昨年12月末から今年4月19日までの関東地区の総世帯視聴率(HUT)を昨年の同週同曜日と比較している。イベントの自粛要請が出された2月半ばあたりまでは前年とほぼ変化はない。しかし、2月24日あたりから前年を上回る状況が顕著となった。東京都からの週末外出自粛要請以降、前年を大きく上回る状況が続いている。同調査が公表したHUTのグラフを見ると、3月28日以降は昨年に比べ、平均約5%程度増加していることが分かる。調査は緊急事態宣言から2週間後時点までのデータ。短期間ながら顕著な変化が読み取れる。
さらに、テレビの視聴量も増加。前年同時期に比べ、4月13日週において13~19歳の男女・20~49歳の男性は150%以上の視聴量となっていることも明らかとなった。
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