宣伝会議では、マーケティング・コミュニケーションに携わる人に向けた、月刊『宣伝会議』の別冊『新・メディアの教科書』を2020年4月30日に刊行。本稿では、その内容を抜粋して簡単に紹介していきます。
「メディア」という言葉には、さまざまな意味が含まれます。本誌においては、主にマーケティング・コミュニケーション活動におけるメディアに焦点を当て、その活用について考えていきます。企業と消費者をつなぐメディアの種類が爆発的に増えたことで、その活用の場面は多岐にわたるようになりました。しかし、ひとつのメディアであっても多様な活用方法があるように、「広告」に限定し、リーチを最大化するメディアミックスのような方法論ではメディアの活用を語りきれない時代になっています。
活用の可能性が広がる一方で、活用の方法論が確立されていないマーケティング・コミュニケーションにおけるメディア。消費者のメディア接触行動が絶え間なく変わり続ける現在において、「絶対的な正解」は存在し得ず、その時々の「最新メソッド」を取り入れていく必要があります。本誌では、その年のメディア環境を踏まえた、「最新のマーケティング・コミュニケーションに生かすメソッド」を紹介していきます。今回は、全6章のうちの2章から、ポイントだけを取り上げていきます。続きが気になった方は、ぜひ本誌をご覧ください。
01.マーケティング・コミュニケーション活動における広告主の立場から見るメディアの活用法
事業会社側で、マーケティング部、宣伝部、広報部、経営陣など立場が異なる各人にインタビュー。マーケティング・コミュニケーションにおいて、どのように考えて「メディア」を活用しているのでしょうか。
メディアだけで考えないコンテンツジャーニー発想
● Point 1 「メディア」と「コンテンツ」の2つを意識する
● Point 2 コンテンツジャーニーという考え方
● Point 3 既存の枠だけをメディアと捉えない