日本での開発体制で国によって異なる法制度に対応
2020年3月2日、ベクトルはインティメート・マージャー(以下、IM)と新会社、Priv Tech(プライブテック)を設立した。
プライブテックでは総合PR会社であるベクトルのリスクマネジメントをはじめとした知見、DMP専業大手であるIMのデータ利活用の知見を掛け合わせることで、プライバシーテック領域のサービスを開発・提供していくことになる。
代表取締役に就任したのは中道大輔氏だ。新会社設立の背景について同氏は「世界的に企業によるパーソナルデータの取り扱い方が問題となり、欧州のGDPRに米国・カリフォルニア州のCCPAなど法整備も進んでいる。また、日本の個人情報保護法も改定が予定されている。企業が消費者と良好な関係を構築するためには、信頼の獲得が必要だし、そこではデータ保護に対する明確な姿勢が求められている。そこで企業のデータ利活用とプライバシー保護を両立させる新しいサービスを開発できないかという構想のもと、新会社設立に至った」と話す。
プライブテックでは設立と同時に...
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