無駄な気遣いは不要に テレワークで一変する仕事の在り方
筆者の周りでも緊急事態宣言の発令以後、取引先との会議がオンラインになることがしばしば増えた。もともと海外企業との交渉では、ZoomやGoogle Meetなどを使うのは日常の光景だが、国内の取引先や社内会議でも積極的にオンラインツールが使われ始めている。その結果、思うのは、会議室の取り合いもないし、配布資料の印刷部数が足りないとか、ホチキスは左上に留めるとか、よくよく考えてみると無駄だった気遣いや仕事がなくなって心地が良い。
今回、多くの企業で在宅勤務のシステムが導入され、仕事の仕方が大幅に変わった。筆者は、この流れはこれからも続くと考えているが、そこでどんなビジネスチャンスがあり得るのか、考えてみた。
インターネットの経由で取り払われる障壁
想定される3つのポイントを列挙する。そのひとつが、海外の取引先とのやりとりへの苦手意識が多少克服され、より国際化が進むのではないか、ということだ。オンライン会議ツールには、自動翻訳や音声入力などの機能が付いているものがある。
例えば、Google Hangoutsで会議をすると...
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