3月13日、東京・虎ノ門ヒルズで第57回「宣伝会議賞」の最終審査会が開催され、グランプリをはじめとする各賞の受賞作品が決定しました。3月17日には宣伝会議運営のWebメディア「Advertimes.(アドタイ)」上で動画にて結果を発表しました。今回の応募総数は、過去最高となる62万4670点(中高生部門4万5731点をのぞく)。その中から四次にまで及ぶ審査を通過し、ファイナリストとしてノミネートされたのは31作品でした。
最終審査会ではファイナリスト作品から、グランプリ、コピーゴールド、CMゴールド、シルバー7作品が決定。各賞の結果発表と、審査員からの講評を紹介します。
グランプリ:パナソニック【キャッチフレーズ】
世界No.1長もち乾電池「エボルタNEO」の魅力を伝えるアイデア
グランプリ
元彼の目覚ましが、
夫を叩き起こし続ける。
自分がグランプリに選ばれるとは、夢にも思っていませんでした。そのため、ここに何を書くべきか非常に悩んでおり、焦りだけが募ります。手汗でぬれたノートが、柔らかくなっていきます。時間の流れというのは、非常に意地悪だなといつも思います。退屈な時は異常に長く、締め切りに追われている時はスピードを上げる。カチカチと、時計の音が部屋の中で律儀にリズムを刻み、電球は何の意思も持たずただ明るい。一人暮らしの自分の生活が、感情を持たないモノたちでできていると強く感じます …
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