スケールメリットは目指さないユーザーに寄り添う提案をしたい
2019年9月、ソニーグループのソネット・メディア・ネットワークス(現・SMN)は企業のデジタルマーケティング活動を支援する新会社、ネクスジェンデジタルの事業を開始した。ソニーグループのAIやビッグデータ処理技術を活用し、生活者の理解から戦略立案、施策実行、そして効果分析までの統合マーケティングを実行することで、企業とユーザーのより豊かな関係構築支援を目指している。
同社の谷本秀吉氏は、マス広告の経験だけでなく、デジタルマーケティング黎明期から、その進化・成長とともにキャリアを積み上げてきた人物。同氏は、そのキャリアを通じてDMPを構築したり、データ解析ツールを導入したにも関わらず、うまく投資効果を得られていない企業が多いことに課題を感じていたという。「AIとビッグデータを使えば、マーケティングROI向上に生かすことができるはず」。そんな谷本氏の思いが、ネクスジェンデジタルの事業へとつながっていく …
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