博報堂、DAC、朝日新聞社が連携 「カテゴリーワークス」の機能強化

博報堂DYメディアパートナーズとDACは、専門領域に特化したWebメディアの制作プラットフォームやイベントの実績を持つ朝日新聞社と提携し、博報堂DYメディアパートナーズが展開する業種特化型マーケティング・ソリューション「カテゴリーワークス」の機能を強化したと2月17日、発表した。
カテゴリーワークスとは、博報堂DYグループのマーケティング・ソリューション群「生活者DATA WORKS」のひとつ。専門メディアが保有するオーディエンス情報を活用し、従来分断されがちだった市場把握からマーケティング戦略立案、コンテンツ・クリエイティブ制作やメディアプランニング、広告配信までを統合し、一貫して支援するマーケティング・ソリューションだ。
今回、朝日新聞社との連携により強化された機能は大きく4つ。「同社の各Webメディアの閲覧者データを活用した分析・プランニング」「専門領域に特化した新たなWebメディアやコンテンツの制作」「各メディア閲覧者へのターゲティング広告配信」「同社が保有するオフラインイベントとの連携」だ。これらを活用することでオンラインからオフラインまでのデータ活用や体験価値の創造が可能になるという。
ADK MS radikoの音声広告を検証

ADKマーケティング・ソリューションズ(以下、ADK MS)は、松屋フーズホールディングスの協力により、「radiko(ラジコ)」の音声広告「radikoオーディオアド」に接触したユーザーが、松屋の店舗に来店したかどうかを位置情報を用いて計測する効果検証を行った。
ラジオ番組をPCやスマートフォン、スマートスピーカーで聴けるサービス、radikoは、2018年からradikoオーディオアドの実証実験を開始している。地上波ラジオでは、誰に対しても同じ広告を発信する「一斉同報広告」であるのに対し、radikoオーディオアドでは、ユーザーの属性・嗜好性に合った広告を差し替えて配信している。
検証の結果、期間中に配信されたradikoオーディオアドに接触したユーザーの1週間以内の来店率は12%だった。ADK MSは結果に対し、「同業種のバナー広告の過去事例と比較しても、効果的であることが分かった。radikoオーディオアドが広告主のブランドイメージ醸成のみならず、来店誘導にも寄与することが実証できた」と評価した …