筆者が中東訪問し、実感 門戸開かれ始めた中東エンタメ業界
先日、筆者は所用で中東を訪問。中東のメディアやコンテンツ事情の調査を兼ねたもので、現地で出会ったメディア業界やエンタテインメント業界の関係者らからは、さまざまな話が聞けたので、本稿ではその一部を紹介したいと思う。
まず、当たり前ではあるが、一口に「中東」と言っても、国ごとに事情が違う。例えば、アラビア半島の大部分を占めるのがサウジアラビアだ。面積は日本の約5.7倍。人口は約3370万人。人種の割合は、アラブ人の比率が70%を占めている。
そして、ペルシャ湾を挟み、イランの対岸に位置するのがドバイのあるUAE(アラブ首長国連邦)である。人口約963万人で、そのうちアラブ人はおよそ100万人、残りの900万人は外国人である。そのため、インターナショナルスクールが多く、ドバイ在住者はアラブ人、外国人問わず、ほぼ全員が英語を話せる …
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