名古屋の夏の風物詩として「どまつり」の愛称でも親しまれている『にっぽんど真ん中祭り』。1999年、大学生5人が始めた小さな踊りの祭典は、今や200以上の参加チームと約200万人の集客力を誇る。その成長過程と戦略に迫った。
『にっぽんど真ん中祭り(以下、どまつり)』は、毎年8月末、名古屋市を中心に開催される市民参加型のダンスフェスティバルだ。唯一の参加条件は「踊りの曲の中に地元の民謡を入れること」。各チームが地域特有の音楽に合わせて踊りを創作し、世界に1つだけの"作品"を披露する。21回目となった2019年は、台湾やサイパンを含めた206チームが参加した …
あと67%