"超遠隔"な自撮りができる看板 アナログ広告にデジタルな仕掛け
JR東京駅は、1日平均の乗降者数が約90万人と、新宿、池袋に次いで全国で3番目に多い駅だ。その八重洲側の駅前に設置されたユニークな屋外看板が話題となっている。「アールエフ」の文字に巨大QRコードと忍者のキャラクター、「この看板が自撮り棒っ?」と描かれている赤い広告だ(写真1)。

写真1 アールエフの「自撮り看板」(QRコード部分は加工しています)。
ためしにスマートフォンで看板のQRコードを読み取ってみると、専用のアプリが開かれ、操作画面に移った。ショッピングモール「グランルーフ」の指定の場所に行き、操作すると、驚くことに自分が立っているライブ映像が映し出されたのだ。看板付近に設置されたカメラによる"超遠隔"の自撮りが可能な仕掛けで、カメラの向きやズームイン・アウトの操作、写真の撮影・保存もできた。
設置した広告主は精密機器メーカーのアールエフ(長野県長野市)。医療CTと産業CTでは国内シェアトップクラスで、高い技術を持つ企業らしい試みだといえるだろう …
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