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「ポスト2020」広告マーケティングの行方

2020のマーケティング注目ワード(3) パーパス

齊藤三希子氏(エスエムオー)

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会がいよいよ2020年に開催される。注目が集まる年だが、ひとつの転換期として、その先である2020年以降に目を向けていく必要がある。人口の減少、少子高齢化などといったさまざまな問題が考えられる日本において、これからの広告・マーケティングをどのように考えていくべきか。その参考となるよう本特集では、宣伝会議編集部が注目するキーワード、メディアなどについて取り上げていく。

Explanation

企業理念の一種。企業やブランドの「存在理由、存在意義」を指します。「志」や「大義」のような意味合いも含んでいます。「なんのために企業(ブランド)は存在するのか」という「WHY」に対するシンプルでパワフルな答えがパーパスです。この言葉の例文を紹介すると「ソニーが企業理念としてのパーパスを制定した」となります。

世界中のスタートアップからメガカンパニーまでもが「パーパス」を軸にした経営やブランディングを実践しています。先の見えない時代に人々が拠り所にするのがパーパスです。

パーパスが、ビジネスやマーケティングにおいて注目され始めたのは、2008年にP&Gの元CMOジム・ステンゲル氏がパーパスの重要性について語ったところからです。同年、リーマン・ショックが起き、危機感と不安感が募っていた頃でした …

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