シンプルで省エネ型の屋内農場「PUTFARM」を開発・提供するベンチャーが、福島県浜通りで挑戦しているのが、年間を通じたイチゴの栽培だ。夏の暑さにも降雪にも耐え得る施設を設置し、環境にやさしく採算がとれる新型農業を目指す。
2011年3月の東日本大震災で起きた福島第一原発事故。地震の農地に対する直接的な被害に加え、農作物への風評被害もあり、福島県の農業は甚大な被害を受けた。その結果、周囲と切り離した環境で作物を育てることができる屋内型農場が注目を浴び始めた。害虫や病気のリスクも抑えられ、無農薬栽培も可能になり、それが消費者へアピールにもつながった …
あと68%