約300社の有力な広告主企業・団体が参加する、日本アドバタイザーズ協会は2016年11月に、「デジタルメディア委員会」を設立し、活動を続けてきた。本委員会の活動を通じて見えてくる、広告主、そして広告業、メディアが知るべき課題と未来展望とは。

日本アドバタイザーズ協会(JAA)のデジタルメディア委員会では、11月末にデジタル広告に関する広告主の要望を取りまとめた「デジタル広告の課題に対するアドバタイザー宣言(以下、アドバタイザー宣言)」を発表しました。これまで本連載で触れてきたような、デジタル広告が直面している諸問題に対して、日本の広告業界として守ってほしい原則をまとめたものです。
ここで示される方針はJAAに参画する広告主だけでは実現が難しいものです。そこで「アドバタイザー宣言」をまとめるまでのプロセスにおいては、日本広告業協会、日本インタラクティブ広告協会とも意見交換を行い、宣言の実現に向けては、共に進めることになっています …
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