
IHIは10月26日よりテレビCMの放映を開始した。「アイドル解散」/航空宇宙開発篇。
コミカルな内容と連想ゲームで社名を強く印象付ける
IHIは、10月26日より新テレビCM「航空宇宙開発篇」「エネルギー篇」の放映を開始した。新CMでは若手俳優の塩野瑛久さん、塚本小百合さんを起用し、連想ゲームで身近なテーマから当社の産業へとつなげてIHIの魅力を広くアピールしている。
IHIは、総合重工業メーカーとして、ペリーが日本に来航してきた年から166年間、エンジニアリング力で資源・エネルギー、社会インフラ、産業機械、航空・宇宙の4つの分野で事業を展開してきた。
しかし、近年は若いビジネスマンからの認知度が落ち、就活生の応募数が減少傾向にあるという。IHI広報・IR部の宇田果織氏は、新CMを展開する際、「ターゲットを20代から30代のビジネスパーソンや大学生とし、社名認知度の向上と従業員のモチベーションアップを通じた従業員エンゲージメントの向上を目指した」と話す。
そこで同社では、製品や技術力の高さをアピールする前に、社名認知の獲得を目的とした連想ゲームを用いたユーモラスなテレビCMを制作。また、同時に展開したグラフィック広告では、これまでの主要製品を時系列で見せ、問題解決型の総合重工業グループとしての技術の発展の歴史を紹介した。
IHI広報・IR部の植野頼奈氏は、「グラフィックでは166年の歴史と技術を真面目に正攻法で伝えながらも、テレビCMでは20~30代の人が見たくなるようなコミカルで思わず最後まで見たくなるような内容にし、メインコピーと社名をしっかりと印象に残すようにしました。また、他の重工メーカーとは違ったアプローチをするIHIの魅力も感じて欲しかったのです」と話す。
本キャンペーン実施前には100名以上の従業員を対象としたアンケートや、本社・事業部門の主要な人員や工場の現場従業員に対するインタビューを行った …