カンヌライオンズの地域版フェスティバル「Spikes Asia」が9月25日から27日にかけて開催、受賞作品が発表となった。今年は「Asia Rising」をテーマに、3945作品のエントリーがあった。ここではグランプリをはじめとする日本勢の作品と世界の作品を紹介する。
01 フィルム部門、フィルムクラフト部門:博報堂ケトル
泥沼メロドラマでおすすめ商品を紹介
タクティー「連続10秒ドラマ『愛の停止線』」
愛知県名古屋市に本拠を構えるタクティーが展開する、カー用品・カーメンテナンス店「ジェームス」。ジェームスがおすすめする商品とメロドラマが織りなすカーストーリー「連続10秒ドラマ『愛の停止線』」の第1話~第14話が、フィルム部門とフィルムクラフト部門の2部門でグランプリを受賞した。
今回のSpikes Asia 2019でグランプリをダブル受賞した作品は3作品。なお、同作品は2019年度TCC賞も受賞しており、第1話~第7話はADFEST2019のフィルムクラフト・ロータス部門でシルバーを受賞するなど国内外で高く評価されている。
2018年10月に第1話が公開された「連続10秒ドラマ『愛の停止線』」は、ジェームスのYouTube公式チャンネルで公開されているWebムービー。これまで3回にわたっての続編公開を経て、現在は第21話までが公開されており、総再生回数は1000万回を突破している。
シリアスな展開でありながらコミカルなストーリーが魅力の同ドラマは、恋多き男「部長」(俳優・岡部たかしさん)と次第に部長に惹かれていく部下「沙世」(女優・浅野千鶴さん)、そして2人の行く先々に姿を現す部長の前妻「道子」(女優・しのへけい子さん)を中心としながら、"ブレーキの効かない"恋愛模様を描いた内容。
各話とも自動車を舞台としており、最後には必ずストーリーに合わせたキーアイテムのカー用品・カーメンテナンスを紹介する。第1話の室内抗菌・消臭にはじまり、スーパーガラスコーティング、スタッドレスタイヤ、ドライブレコーダーなど様々なアイテムを扱ってきた …