ライオンは7月、社内外コミュニケーション活性化を目的とした新施策を導入。その施策とは、誰もが答えやすい2択の質問に社員がペットボトルのキャップなどを使って投票し、その結果から社内外の相互理解、交流促進につなげるというもの。今回の取り組みでは、明治とのコラボも実現。施策の概要や背景、展望について、両社の担当者から話を聞いた。
ペットボトルのキャップで投票?プロジェクトの概要
ライオンでは今年7月、コミュニケーションデザイン部(以下、CD部)が中心となり、社内外のコミュニケーション活性化を目的としたプロジェクトを実施した。
施策は、同社・東京オフィス内のペットボトルキャップ回収BOXと1階受付の入館証返却BOXをデジタルサイネージつきのものにアップデート。各BOXのサイネージ上でさまざまな2択の質問を社員や来客者に投げかけ、投票という形で回答してもらうというもの。ペットボトルのキャップを回収BOXに捨てる、もしくは入館証を返却することで投票が可能となっている。
回答結果は、各BOXのサイネージで随時見られるほか、1階エントランスのディスプレイからも確認できるようにした。
ちなみに、これまでにあった質問としては、「リモートワークを活用したい?」といったものから、「欲しいのは、未来を読める力or人の心が読める力?」など少し答えに迷うような幅広い話題を設定。回答選択の理由を人に聞いてみたくなる内容を目指しているという。
統合的なコミュニケーションには社外の専門家との関係構築が必要
なぜ、ライオンはこの企画を立案したのか。ライオンCD部の笠原清香氏は、2017年の宣伝部門の組織改編と、それに伴う全社的なコミュニケーション改革を理由に挙げる …