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AIで変わる広告の仕事

RPA導入による業務効率化 理解しておくべきポイントとは?

岩井隆宜氏(電通)

電通においてRPAの導入が始まったのは約2年前。一般的に業務時間が長いというイメージがある広告業界。広告会社ではどのような自動化、効率化が行われたのか。推進を行った電通 ビジネスプロセスマネジメント局 CoE推進室 岩井隆宜氏に話を聞いた。

RPAで実現できる「時間の創出」とは?

人が行っている処理をソフトウェアが代行処理するRPA(Robotic Process Automation)。RPAによって実現されるのは大量のデータであっても、速く、ミスがなく、時刻を問わず処理をし続けられることだ。適用範囲は広く、ルール化できる業務、かつ、テキストデータを使った処理であれば多くが適用できる。

電通の岩井隆宜氏は、同社におけるRPA導入の目的を"時間の創出"と話す。「目的は、人員の削減などではなく、オペレーション業務の負担を減らし、コア業務ができる時間を生み出すことでした。導入の結果として、全社で月に約1万時間を創出することができました」と岩井氏は話す。

RPA導入の推進でわかった把握すべき重要なポイント

岩井氏は「RPAの推進を行ううえで重要なポイントのひとつが、業務を把握すること。ここに時間をかけるべき」と話す。電通では、ワークダイエットと称して、全社で業務の棚卸しを行った。全ての部署にアンケート、インタビューなど行い、全社の業務項目をすべて洗い出した。

その結果、全体の40%以上がオペレーション業務であることが判明。それらの業務を廃止するのか、RPA化するのか、外部委託するのか、簡素化するのかなどを選別していった。まずはどういった業務があるのか。その把握ができていなければ、自動化するためのロボットは開発できないのだ。

もうひとつ重要なポイントとしては、導入後の保守運用も想定すること。ロボットで自動化をして、それで終わりではないのだ。ちなみに電通では、「ロボット人事部」というチームを設立し、専任で保守運用を行っている …

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