「経験と構想をシェアする2日間―マーケティング界“大収穫祭”」と題して行われたアドタイ・デイズ2019(秋)。「企業・ブランドの顔になるコピーづくり」「産業としての広告界の未来」「トップCDOが考えるデジタルマーケティングの本質」「20代だからこそできる?10代~around20 マーケティング」など、さまざまなテーマで登壇者が講演、対談を行った。また会場では、「第11回販促会議企画コンペティション(販促コンペ)」の受賞作品の展示を行うなどの企画も行った。当日のセミナーの一部をレポートしていく。
誰もがデータを見て理解できるように、データのビジュアライゼーションを作成できるツール「Tableau」。
スーパーマーケット、ドラッグストアにおける約5000万人規模の購買情報をもとにデータマーケティングサービスを提供しているTrue Dataは、Tableauを導入しており、その活用方法について講演した。
登壇したTrue Dataの船越氏は、「近年のマーケティングでは、ブランド認知やリード獲得のため、データを活用したデータドリブンな意思決定が重要になっています。そのためにはデータを可視化し、直感的なマーケティング分析を行うことが不可欠です」と話した。そこで導入したのがTableauだと船越氏。同社が保有するようなビッグデータを独自の「見える化」技術で解析し、新たな施策へとつなげることができる。
True Dataの竹村氏は、Tableau導入の経緯を次のように説明した。「ID-POSを活用する最大の目的、それはパワフルでスピーディーな顧客理解にあります。ID-POSで取得したさまざまなデータを重ね合わせることで商品ごとのスコア、つまり売上の分解ツリーが描ける。Tableauは特にその描画力と共有性の点で非常に優れていると言えます」。
例えば、衣料用合成洗剤の市場は拡大しているのに、主要メーカー以外は売上を落としているといった動向分析。Tableauを導入すれば、これまでは実現できなかったデータの解釈が可能になるのだと竹村氏は述べた。また、データが非常に見やすい形で変換されるため、多くの関係者が携わる新商品開発などの際に威力を発揮するとした。
お問い合わせ
Tableau Japan株式会社
〒104-0061 東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 11F
E-MAIL:japan@tableau.com