「経験と構想をシェアする2日間―マーケティング界“大収穫祭”」と題して行われたアドタイ・デイズ2019(秋)。「企業・ブランドの顔になるコピーづくり」「産業としての広告界の未来」「トップCDOが考えるデジタルマーケティングの本質」「20代だからこそできる?10代~around20 マーケティング」など、さまざまなテーマで登壇者が講演、対談を行った。また会場では、「第11回販促会議企画コンペティション(販促コンペ)」の受賞作品の展示を行うなどの企画も行った。当日のセミナーの一部をレポートしていく。
オプトは、最適なSNSの選定から、企画、インフルエンサーのキャスティングや結果分析まで、一気通貫したサービスを提供している。
近年、スマートフォンの普及でSNS活用の勢いは増す一方だが、同社の榎本諒氏は、「最近は10代から20代を中心にライブ配信が盛り上がっています。すでにライバーの囲い込みも始まっているので、やろうと思っているのであればすぐにでも始めたほうがいいでしょう」と話す。
ライブ配信の魅力はライバーとファンとの間でインタラクティブなコミュニケーションができることだ。ゲストとして登壇した、ライブ配信の先駆者、モテクリエイターの"ゆうこす"こと菅本裕子氏は、コアなファンほどライブ配信によって時間と空間を共有していることに価値を感じているようだという。そのためライブ配信では、そこでしか得られない『限定感』や、一緒に放送をつくっているという『一体感』を大事にしている。
例えば、ライブ配信している間だけ使えるクーポンコードを発行。購入してくれた人には、その場で「ありがとう」と言葉をかける。するとユーザーから「ECと実店舗が融合した新しい体験ができて楽しい」といった感想が寄せられて盛り上がる。
一方、生放送ゆえの注意点もある。肖像権や知的財産権、薬機法などの法律を侵害しないように注意が必要で、事前打ち合わせが重要になる。榎本氏は、「当社は配信までの一連の流れをオリエンシートで仕組化しています。企画面で言えば、ライブ配信だけで結果を出そうとするのではなく、YouTubeやTwitterなど、他のSNSの特徴を生かした段階的な施策を講じることが重要です」と話した。
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