[SEMINAR DATA] | |
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ゼミ名 | マーケティングとメディア研究ゼミ |
設立 | 2017年 |
学生数 | 3年生:17名 4年生:16名 |

東洋学園大学 現代経営学部
八塩圭子准教授
上智大学法学部卒業。テレビ東京で経済部記者、アナウンサーを務めた後、独立。法政大学大学院経営学専攻修了。関西学院大学准教授、学習院大学特別客員教授を経て現職。専門分野はマーケティング、メディア論。著書に『仕事と人生を豊かにする 八塩式マーケティング思考術』(日本経済新聞出版社)。
就職活動も見据えた産学連携プロジェクト
八塩圭子准教授が指導する、東洋学園大学の八塩ゼミは今年で3期目。その特徴はPBL(課題解決型学習)の一環として、3年次のゼミで産学連携プロジェクトを行う点だ。同プロジェクトは企業の協力を得て、実際のマーケティング上の課題に対する戦略提案を目指し、ゼミ生が取り組むもの。2017年にはLGエレクトロニクス、2018年には日清食品の協力を得ている。
今年は4つのグループに分かれ、東急モールズデベロップメントが運営する商業施設「二子玉川ライズ・ショッピングセンター」「武蔵小杉東急スクエア」「たまプラーザ テラス」「港北TOKYU S.C」の活性化戦略を企画している。協力企業は若手社員が中心となってゼミ生に施設や会社についての説明を行うことで、会社への理解力を深め、視野を広げるための若手社員研修としても活用している。
5月に始まり、11月の最終プレゼンテーションまで約半年にも及ぶ同プロジェクトを実施する狙いについて、八塩准教授はこう語る。
「短期的な産学連携プロジェクトは多々ある中で、長期で取り組むことを重視しています。課題に対する綿密な調査や仮説設定、エビデンスを探したり、つくりあげてプレゼンするところまでの様々な経験が得られると考えています」。
また同プロジェクトは、就職活動も見据えている。「ゼミのイグジットは、就職して、いかに社会に貢献していけるか。必ずしも知名度が高いわけではない本学のゼミ生にとって、大手企業と長期でプロジェクトを行った経験が、就職活動の中で武器となるストーリーになることを期待しています」と八塩准教授は話す …