広告マーケティングの専門メディア

           

PRの新常識を創るクリエイティブPR

クリエイティブPRで『争点』と『対立』を武器にする

神谷 準一氏(神谷製作所)

消費者を対象に広告だけを使ったマーケティング活動では、市場にインパクトを起こしづらい時代。クリエイティブPRの視点から考える、新しいマーケティングの在り方を解説します。

広告クリエイティブとPRを掛け合わせ、複数のステークホルダーとエクセレントな関係をつくるクリエイティブPR。複数のステークホルダーに届き、かつSNSで話題になる拡散力を持たせるコンテンツをつくるには、ポイントがあります。今回は、伝えたいメッセージに"争点"と"対立"の構造を持たせることについて解説します。

"争点"構造というのは、普通の常識に対して「否」を唱え、誰もがSNSでシェアしたくなる、ツッコミたくなる共有性を生み出す構造のことです。この争点構造をつくった事例に「Microsoft Surface」の大学生向け施策があります。

日本マイクロソフトは「大学生に、ノートPCはいらない。」というキャッチコピーの交通広告を出稿。センセーショナルなコピーを見て、モノ申したくなる人々がSNS上に溢れかえることとなりました。ボディコピーを良く読めば、広告の対象はクリエイターを目指す学生であり、彼らにはPCではなく「Surface」を使って欲しいというメッセージが込められていることがわかります …

あと58%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

PRの新常識を創るクリエイティブPR の記事一覧

クリエイティブPRで『争点』と『対立』を武器にする(この記事です)
クリエイティブPRで、ニュースになる『場』を創る
ニュースマンダラで「商品開発」してみませんか?
自社サイトに顧客を呼び込む「ニュースの力」
自分だけのニュースマンダラを創ろう
エクセレントなニュースを創る『ニュースマンダラ』とは?
宣伝会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する