昨今、「マーケター」という言葉が様々な場で使われるようになりました。その言葉が意味する範囲は広く、どのような実務を行っているのか実態が掴みづらくなっています。今回の特集では、「事業会社内で、特定のブランド・事業を対象にマーケティング実務を実行する人」を対象にアンケートを実施。時代の変化、消費スタイルの変化に左右されずに、支持され続けるブランドをつくるために、どのような役割を担っているのか。今日的な「マーケティング実務の内容と範囲さらには課題」について考えていきます。
BRAND 19 カラムーチョ(1984年~)
湖池屋
マーケティングの活動方針・コンセプト
カラムーチョは驚きと楽しさを追求した、味覚にエンターテイメント性を取り込んだブランドです。35周年を迎えた本年は「無我夢~チョ」というテーマで、SNSや商品施策を軸にブランドの現代化を図っています。
ブランドが抱える最大の課題
辛いスナックとしての認知とロイヤリティは非常に高いですが、それ以外の潜在的な価値を掘り起こし、間口を広げていく事が課題です。ブランドの現代化で新規ユーザーの取り込みを目指しています。
特に注力している施策
●商品開発
注目の消費トレンド
❶ダイバーシティ
❷ボーダーレス化
❸原点回帰
BRAND 20 Goldwin(1963年~)
※2014年よりリブランディング
ゴールドウイン
マーケティングの活動方針・コンセプト
シンプルで飽きのこないデザイン性と合理性・機能性へのこだわりを追求した商品価値を伝えること。自然と都市をつなぐ上質なスポーツライフスタイルを提案すること。
ブランドが抱える最大の課題
市場におけるブランドの認知やポジショニングを確立することが最大の課題点です。ユニークで尊いブランドであると思えるコミュニケーションを目指しています。
特に注力している施策
●商品開発
●Web広告(ブランディングが主目的)
●オウンドメディアの活用など広告以外のコミュニケーション活動
注目の消費トレンド
❶東京オリンピック・パラリンピック
❷Amazon
❸AI