ビッグデータを使ってより適切なUXの設計を支援する
米国においてインターネットビジネスが勃興し始めていた90年代に、シリコンバレーにあるスタンフォード大学で学んでいたネットイヤーグループ代表取締役社長 CEOの石黒不二代氏。「当時のシリコンバレーは、新しいビジネスモデルに溢れていた」と話す。
なかでも、石黒氏が注目したのがユーザーエクスペリエンス(UX)だ。1999年、アメリカで浸透していたUXのコンセプトを日本に持ち込みNetyear Group, Inc.の子会社として、ネットイヤー・ナレッジキャピタル・パートナーズ(翌年、ネットイヤーグループに改称)を設立するに至った。「当初はWebマーケティングの会社として活動していたが、その過程を通じて国内におけるUXについての理解・啓蒙を促し、市場を牽引してきた自負がある」と石黒氏は語る。
会社設立から20年、日本においてもデジタルマーケティングという言葉が一般的になるなかで、同社の業務領域も大きく広がってきた …
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