若手コピーライターの登竜門とも評される「宣伝会議賞」。最高賞であるグランプリを受賞すると、仕事の環境は変わるのでしょうか。第56回「宣伝会議賞」でグランプリを受賞した谷尾裕一郎さんに、受賞から半年が経過した現在の率直な思いを聞きました。
──「宣伝会議賞」に応募したきっかけとは?
会社全体でクリエイティブ力向上を目指そうという取り組みの一環で「宣伝会議賞」に挑戦してみようという流れがあり、2017年から参加をしました。2017年(第55回)は12本しか応募せず、一次審査も通過しなかったのですが、会社の後輩が協賛企業賞を受賞して。悔しくて翌年は423本の作品を応募しました。それでも、一次通過したのはたったの3本だけでした。
──グランプリを受賞した感想は?
ファイナリストに残ったと連絡を受けた際にも「最高でもシルバーが獲れたらラッキー」と思っていました。贈賞式でシルバーの受賞者が発表されたとき自分の名前が呼ばれず、完全に受賞は逃したと思っていたので、本当に驚きました …
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