消費者を対象に広告だけを使ったマーケティング活動では、市場にインパクトを起こしづらい時代。クリエイティブPRの視点から考える、新しいマーケティングの在り方を解説します。
消費者にエクセレントな情報を届けるクリエイティブPRでは、屋外広告のようなSP広告やイベントといった販促施策も駆使して、ニュース性を創っていきます。なかでも近年はリアルな“場”を創る機会が増えました。この“場”がニュース発信基地となり、SNS拡散やメディア露出などにつながるからです。
例えば毎年、夏になると東京・表参道では紅茶ブランドの「リプトン」がポップアップストアの「Fruits in Tea」を開店し、多くの女性たちで行列ができています。
いくら行列ができるといっても、この“場”を体験できる人の数は限られます。しかし、フォトジェニックなオリジナルタンブラーの写真が、多くのインスタグラマーやユーザーによりSNSで拡散していくのです。
「リプトン」のように、SNS拡散を目的に“場”を創る事例は増えてきましたが、さらに社会性などの「ニュース性」や企業コラボレーションを加えることで、戦略的に経済系メディアや報道での露出を獲得することができます …
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