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ロングセラーブランドのコミュニケーション戦略

焼きたて食感の実現に試行錯誤 35年目を迎えた「カントリーマアム」

(左)1984 (右)2019

チョコレート(「ルック」)、キャンディ(「ミルキー」)に次ぐ、クッキー・ビスケットジャンルの柱として不二家が開発した「カントリーマアム」が、今年で発売35周年を迎えた。

開発プロジェクトが始まった1983年は、米国で「手づくりクッキーショップ」が流行していた時代。クッキー市場で遅れをとっていた不二家は、オリジナリティのある製品を開発し、注力事業として強化を図る方針を掲げていた。

「開発で苦労したのは、製品最大の特徴でもある“食感”。焼き立てクッキーの、外はサックリ、中はしっとりした食感に近づけるように研究を重ねました」。こう語るのは、不二家 菓子事業本部 生産本部 商品企画部長の深野勝氏。

独特の食感を実現するため、不二家がたどり着いた答えは“二重構造”。原料も異なる外側の生地と内側の生地を、別々に仕込むことで、焼き立てクッキーの食感を生み出した。

「当時はコンビニエンスストアもあまりなかった時代で、スーパーマーケットが販売チャネルの中心。そのため主婦層を中心に、女性をターゲットとして意識しながら開発されました」(深野氏)。

こうして誕生したクッキーは、“田舎のお母さん”を意味し、お母さんの手づくりクッキーをイメージした「カントリーマアム」と名付けられる。以後、1992年のバニラ&ココアのアソート大袋発売といったブレークスルーを経ながら、季節限定フレーバーや、派生商品へと展開。大人から子供まで愛されるロングセラーブランドへと成長した。

深野氏は、「販売チャネル別に異なる多様なニーズに対応できる製品群を揃えることで、すべてのお客さまの満足を目指したい」と展望を語った。

視点01 商品開発
不断の品質改良が愛され続ける秘訣

「発売時から、様々な課題を克服し、製品の改良を幾度となく重ねてきました …

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