[SEMINAR DATA] | |
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ゼミ名 | マーケティング・サイエンス研究 |
設立 | 2005年 |
学生数 | 3年生:22名 4年生:20名 |

早稲田大学 商学部
守口 剛教授
早稲田大学政経学部卒業、東京工業大学大学院理工学研究科修了、博士(工学)。立教大学を経て2005年より現職。著書に「消費者行動の実証研究」共編著(中央経済社、2018年)、「新版マーケティング・サイエンス入門」共著(有斐閣アルマ、2011年)など。
アウトプットがあるからこそインプットが活性化する
科学的手法を用いることで、マーケターならびに企業の意思決定の精度を高める方法論を研究する「マーケティング・サイエンス」をテーマに研究を行う早稲田大学 商学部の守口剛教授。指導するゼミには現在、3・4年生合わせて42名が参加する。
守口ゼミは毎年、前期には他大学のゼミと合同で行う「インターゼミ」を行っているほか、後期には「関東学生マーケティング大会」という論文発表大会に参加するなど、外部との交流も積極的に行っている。
「グループ研究をし、さらに対外的な場で発表する機会の多いことが最大の特徴だと思います」と守口教授は話す。ゼミ生はこうした対外発表の経験を積んでいく中で、研究の仕方、発表の仕方を学んでいく。
積極的に発表の場を設ける背景には、「アウトプットがあるからこそ、インプットが活性化する」という守口教授の考えがある。目標を設定することで、自然に、学ぶ意欲を高めることを狙いとしているのだ。
またグループ研究という方法を採る理由については、「社会人になってから、ひとりで仕事をすることはあまりないと思います。チームで成し遂げていくという経験を積んで欲しいと考えています」と説明する。

守口ゼミの授業風景。この日は3年生と4年生合同のゼミが行われていた。
学会を牽引するトップランナー 感覚マーケティングの研究も
守口教授の研究領域はマーケティングの中でもマーケティング・サイエンス、消費者行動論だ。店舗における消費者の購買行動や、ブランド選択行動に関する幅広い研究を続けている …