SDGs達成に取り組む企業を支援 「誰一人取り残さない」社会へ
2016年のスタートから3年が経過した「持続可能な開発目標(SDGs)」。世界中でSDGsに配慮した活動が盛んになる中、日本でも大手企業を中心に、目標達成への貢献を宣言したり、経営に取り入れたりといった事例が増えている。とは言え、市民レベルで身近な問題と捉えられるまで浸透しているとは言えないのが実情ではないだろうか。
SDGsに沿った事業活動に先行して取り組む企業のPR支援や、これから着手しようという企業向けのシンポジウム開催──。新聞各社はこうした活動を通じて企業の価値向上を後押ししている。
SDGsは2015年に国連で採択され、2016~2030年の国際目標として教育、健康、エネルギーなどの分野別に17のゴール、169のターゲットで構成。「地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)」、持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現を目指す。
先行企業のPR後押し 国内外でフォーラム開催
日本経済新聞社は2018年7月、SDGs達成に向けた企業の取り組みを支援する「日経SDGsフォーラム」を始めた。先行する大手企業の協賛金で運営。協賛社は経営者のインタビュー企画や広告を紙面に掲載でき、シンポジウムで講師も務める。聴講は無料。5月のシンポジウムには約1,000人が集まった...
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