スポーツ文化発祥の地「横浜」イベントとともに発展
「ITU世界トライアスロンシリーズ横浜大会」が5月18・19日、山下公園周辺で開催され、今年で10回目を迎える。本大会については、トライアスロンとパラトライアスロン同時開催の視点から当コラムで取り上げたことがあり、ご記憶のある読者もいらっしゃるかもしれない。
開港150周年の記念事業として2009年にスタートしたこのトライアスロン競技大会は、スイムに適した波穏やかな良港とバイク&ランを観戦しやすい風光明媚な沿道という横浜の強みを十分に生かしたスポーツイベントである。昨年の第9回大会は、過去最多の421,000人の観客を動員し、横浜市にとっても経済波及効果が大きい貴重なスポーツイベントに育ってきた。
そもそも横浜という街は、大きなスポーツイベントに彩られた歴史を持っている。「2002 FIFAワールドカップ」決勝や、2005~2008年の「FIFAクラブ世界選手権」決勝が横浜国際総合競技場(現・日産スタジアム)で開催されたレガシーを遡ると、テニス、ラグビー、競馬など「日本におけるスポーツ文化発祥の地」という横浜の原点が見えてくる …
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