2016年から始まった「中高生部門」。今回は計3万929点の作品が集まりました。また、昨年からはゴールド・シルバー・ブロンズの三賞も新設。グランプリを始めとする23の受賞作品を、発表します。受賞作品はどれも中高生らしさが表現された、クオリティの高いものが揃います。受賞された皆さん、おめでとうございます!
ザ・プロアクティブカンパニー【キャッチフレーズ】
「ニキビケアはプロアクティブ」とSNSでオススメしたくなるキャッチフレーズ
グランプリ
もうイクラ軍艦とはよばせない

獨協中学校 早川 源(15歳)
今回、中高生部門グランプリを受賞できたことをみなさまに感謝しています。真面目な作業より、少し面白おかしいことのほうが好きな僕にとっては、こういった、ユーモアを感じさせる作品をつくることは苦痛ではなく、むしろ好きなほうでした。「表現」の授業の中で、ふと思いつき書いたものが受賞できたことは、なにか自分のなかの特別なものが周囲に認められたようで、大変うれしく誇りに思っています。
[講評]
今年も、「中高生の等身大の気持ちが表現された作品を選びたい」と審査を行いました。栄えある第3回中高生部門のグランプリに選ばれたのは、「『ニキビケアはプロアクティブ』とSNSでオススメしたくなるキャッチフレーズ」というお題に対し、「イクラ軍艦」というインパクトのある表現を用いたこちらの作品です。審査会では、「『イクラ軍艦』の言葉の強さが記憶に残る」「ネガティブな切り口にも関わらず、ポジティブなムーブメントを起こす可能性がある」と票を集め、見事グランプリに輝きました。
ECC外語学院【キャッチフレーズ】
"英語が話せたらカッコイイ"と思わせる、覚えやすいキャッチフレーズ
準グランプリ
宇宙人が怖いのは言葉が通じないからだと思う。

名古屋大学教育学部附属高等学校 伊藤 佑里香(17歳)
勉強が苦手な私にとって学校は異星のようなものでした。英語も数学も古典も先生の言うことはいつも理解不能。「彼らは宇宙人?」と思いながら授業を受けるのが日常。難しい勉強を教えてくる大人達より日本語を話せる宇宙人の方がよっぽど親しみやすい気がします。きっとこんな話を担任にしたら「そんなん言う暇あったら英単語覚えろ」で済まされていたことでしょう …