次世代を担う若手マーケター・クリエイターを紹介する本連載。新たな時代を担うホープたちはどのようなポテンシャルを秘めているのか。今回はアサヒグループ食品 食品マーケティング部で活躍する笹田千恵子さんに話を聞いた。
Web施策で完結せずにリアルな場での体験も重視
菓子からフリーズドライ食品、乳幼児用品から健康食品まで幅広い商品を取り扱うアサヒグループ食品。同社の笹田千恵子氏は現在、栄養調整食品のクリーム玄米ブランや1本満足バーブランドの広告販促全体を担当している。笹田氏は2012年にアサヒビールに入社。2015年4月よりアサヒグループ食品 食品マーケティング部に異動した。
「商品やブランドづくりに直接携わりたいという思いから、入社時からマーケティング部への所属を希望していました。お客さまにブランドを好きになってもらうため、日々試行錯誤しています」。
食品マーケティング部に異動になった後、約3年間ミンティアブランドに携わった笹田氏。担当2年目にミンティアが20周年を迎えたことを機に、ファンの獲得や育成を目的としたブランドサイトのリニューアルやSNSの運用に力を入れてきた。
「ミンティアブランドへ興味を持ってもらうための場としてブランドサイトを機能させるため、ブランドに関するさまざまな情報を、お客さまの『知りたい』『見たい』を叶えることに徹底的にこだわって整理・集約し、リニューアルを行いました。また記事や漫画の配信(リフレッシュマガジン)、診断コンテンツ(さらリーマン診断)など、今までとは違った形で、お客さまが積極的に楽しんでブランド体験をしてもらえるようなコンテンツの企画と拡充を行ってきました」 …