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デジタル時代のマーケター60人の挑戦

所有からレンタルの時代へ、消費者ニーズをデジタル施策で実現

中川智博氏(レナウン)

スーツは購入からレンタルの時代へ――、ビジネスウェアの提供、クリーニング、保管、衣替え、引き取り、コーディネート案までトータルで提供するレナウンのデジタル施策「着ルダケ」。デジタルで「スーツをめぐる日々の悩みを解決」という新たな価値を生み出そうとする、レナウンに同社が推進するデジタル戦略について聞いた。

レナウン
カスタマーリレーション&コーポレートコミュニケーション統括部 統括部長 中川智博氏

1989年ダーバン入社、情報システム部へ配属。2006年レナウンとダーバンが合併。2010年より情報システム部長、2012年より業務改革推進部長、2016年より現職にて、広報・宣伝・カスタマーセンター・CRM・EC事業を統括している。「着ルダケ」には構想段階から携わっている。

売上低迷の打開策として誕生「着ルダケ」サービス

現在も百貨店を主戦場としている総合アパレルメーカーのレナウン。しかし現状に満足せず、時代の変化の波に乗り、百貨店以外での新規顧客の開拓を図ろうと模索していたと同社 カスタマーリレーション&コーポレートコミュニケーション統括部 統括部長の中川智博氏は述べる。

「販売ではない、新たなビジネスモデルを考えよう」という代表取締役社長 北畑 稔氏の発案で始まった新規事業の企画。「比較的早い段階から服を売るのではなく、レンタルのビジネスをつくろうという構想でした。かつ、我々の強みが生かせる分野でビジネスを展開しようと考えた結果、メンズのビジネスウェアをレンタルすることに決定しました」という。こうして「スーツをめぐる日々の悩みを解決したい」という消費者ニーズを汲んだデジタル施策「着ルダケ」は2018年3月にローンチした。

当初はトライアルでスタート モニターの声をサービスに反映

「お客様は着ルダケ」と名付けられたこのサービスは当初、トライアルとして、レナウンと取引がある法人関係者を対象として2018年3月にスタートした。実際に商品を渡し、半年間でどのくらい商品が傷むのか、使い勝手はどうかなどモニターとして法人関係者には協力してもらい、その結果をレンタル料、貸し出しの商品構成など実際のサービス内容に反映させている。そして2018年の秋冬から本格的にローンチした …

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