「自分らしい本質を問い直す」メッセージを広告で発信
本田技研工業は、12月13日からの新型ハイブリッド車「INSIGHT(インサイト)」の発表に合わせ、12月13日からテレビCMの放映を開始。テレビCM放映前の3日からは、首都圏の交通広告を中心に「#あなたはあなたを走れ」というメッセージを打ち出したティーザーコミュニケーションを展開した。
ティーザーコミュニケーションでは、Twitter公式アカウントで「#あなたはあなたを走れ」のハッシュタグと併せて動画をツイート、また首都圏の18駅のボードやサイネージに「#あなたはあなたを走れ」と書かれた広告を掲出。この広告では、モノクロの街中の写真とともに、黒字で書かれた「承認欲求」「惰性」「空気を読む」などの言葉を否定するように、赤い線が引かれている。
12月13日にローンチしたテレビCMではサカナクションの楽曲「years」が起用され、ボーカルの山口一郎さんが初めて企業CMのナレーションを担当した。新型INSIGHTは、『世間の価値観や他人の評価に惑わされずに、自分の価値観・美意識に従って生きていくことが大切である』という今を生きる我々にとって核心をついたメッセージを持つメッセージカー。サカナクションや山口さんの音楽への考え方や『years』の歌詞がマッチしたため、起用したという。
ティーザーを利用し問題提起 SNSで話題を集め関心を呼ぶ
本キャンペーン実施の背景について、僕とYOUの瀧澤慎一氏、博報堂の勝俣浩一氏、長島慎氏、小島曜氏、渡辺潤平社の渡辺潤平氏は「いつでも情報を取得でき、ソーシャルメディアで人々はつながることができるようになりました。しかし、社会は本当に良くなっているのか?一般的な価値観に囚われていないか?自分や物事の本質をとらえているか?という自分自身たちへの問いかけも含めた社会への問いかけから企画はスタートしました」と話す …