広告マーケティングの専門メディア

           

著者インタビュー

溢れるデータ、複雑化する問い 時代を拓く人口知能を支える統計学

照井伸彦 氏

ビッグデータ統計解析入門
経済学部/経営学部で学ばない統計学

● 著者/照井伸彦
● 発行所/日本評論社
● 価格/2200円(税抜)

「より包括的な情報社会に向かう上での重要な一歩だ」。12月、国連専門機関の国際電気通信連合の趙厚麟事務総局長は述べた。2018年末までに世界のインターネット利用者数が、初めて世界の総人口の半数を超えるとの見通しを発表したからだ。

加速度的に人々がインターネットに繋がり、さらにはIoT技術が伸長していくとともに蓄積されていく膨大な情報、ビッグデータ。本書「ビッグデータ統計解析入門」は、ビッグデータの分析に統計学がどのように活用されているかを鳥瞰して全体像を明らかにしながら、今日における代表的な分析手法の解説を試みている一冊。

著者は、ビジネス分野の統計分析を専門とする照井伸彦氏。あらゆる産業がサービス化へと向かう中で、現代企業は顧客に合わせて適切な提案をすること(パーソナライゼーション)で顧客のロイヤリティ創出を目指している。それを実現する資源こそビッグデータであり、活用することでマーケティング施策をきめ細やかに考えられ、施策の効率化が期待できると照井氏は冒頭で述べる。本書はビジネスやマーケティングの現場で、今まさにデータの利活用を求められている状況を念頭に置いている点が特徴と言えるだろう …

あと62%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

著者インタビュー の記事一覧

溢れるデータ、複雑化する問い 時代を拓く人口知能を支える統計学(この記事です)
ゲームは行為のデザイン 『あの名作』を芸術哲学の観点から紐解く
統計学だけでなく認知科学を応用 人の心のクセを読む、需要予測
脳科学の知見をマーケティングに応用 消費者の「こころ」をつかむ
時代で変わる女性の生き方 将来世代が考える次世代の「女子力」とは
「ライバル駅」を徹底比較! 鉄道各社のブランディングを読み解く
宣伝会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する